薬の知識|湿布薬使用上の注意

この記事でわかること
・湿布薬の種類
・湿布薬の使い方
・湿布薬使用時の注意点

湿布薬とは
 ドラッグストアや薬局などで購入できる痛みや炎症を抑える貼り薬を一般的には湿布薬と呼びます。
 湿布薬は、皮膚から浸透して効果を発揮する経皮吸収型の消炎・鎮痛薬(痛み止めの薬)です。
 湿布薬には、形の違いとしてパップ剤とテープ剤があります。
 また、温感タイプと冷感タイプがあります。
 さらに、消炎鎮痛薬を含むものと、含まないものがあります。
 これらについて説明します。


パップ剤とテープ剤の違い
 パップ剤は、支持体と呼ばれる不織布の上に、水溶性高分子を主な基剤成分とした膏体が塗布された貼付剤のことです。
 パップ剤は水分を多く含み、プルプルとした感触があります。
 粘着力は弱いのですが、かぶれにくいという特徴があります。
 そのため、背中や腰など、広くて動きが少ない部位に向いています。
 ただし、粘着性の低いものが多く、剥がれやすいということが欠点となります。
 一方、テープ剤は、支持体と呼ばれる不織布やニットの上に、親油性高分子を主な基剤成分とした膏体が塗布された貼付剤のことになります。
 テープ剤は、文字通り幅が広めのテープのような形状です。
 膏体が薄くつくられており、伸縮性や粘着性を高くすることが可能です。
 そのため、ひじやひざなどの可動部位にも使用することが可能です。
 しかし、粘着性の高さゆえ、剥がす際に剥がしにくかったり、毛髪等がくっつき痛みを伴ったりすることが欠点となります。

温感タイプと冷感タイプ
 温湿布は血行を改善することを目的としており、通常肌に貼った後、数分から数時間で温かさを感じることができます。
 主に次のような特徴があります。痛みやこわばりを和らげるのに使われます。
血行を促進し、筋肉をリラックスさせるのに効果的です。
一般的な用途には、筋肉痛、腰痛、関節炎などが含まれます。
 冷湿布は炎症や痛みを抑制することを目的としています。

1日1回貼る湿布・1日2回貼る湿布
 湿布薬には、1日1回貼る湿布と1日2回貼る湿布があります。
 1日1回貼る湿布のほとんどは、8~10時間位貼れば成分の多くは皮膚に浸透しているため、はがした後も効果が持続します。
 同じような名前でも1回タイプと2回タイプがある場合もあるので、用法容量を確認して使用してください。

湿布薬の使用方法と注意点
 湿布薬の使用方法については、説明書に書いてある用法・容量を守りましょう。
 記載以外の使用方法では効果が十分でなかったり、副作用が生じることがあります。
 不明な場合は、医師または薬剤師に確認しましょう。
 また、皮膚の清潔さを確保することが大切です。
 脂分や汚れを落とすため、湿布を貼る前に軽く洗浄し、乾燥させてから貼ってください。
 使用中に湿布薬がずれたり、剥がれたりしないように気をつけてください。
 特に動く部位に貼る際は注意が必要です。
 また、同じ部位に連続して湿布を貼る場合、肌への負担を軽減するために毎回位置をずらして貼りましょう。
 湿布薬による皮膚刺激やアレルギー反応が起きる可能性があるため、敏感肌の方や過去に皮膚トラブルのある方は注意が必要です。
 もし、使用中にかゆみ、発疹、赤みなどの皮膚トラブルが発生した場合、すぐに使用を中止し、医師に相談してください。
 妊娠中や授乳中の方、他の薬との併用時には医師や薬剤師に相談してから使用してください。
 湿布薬と侮って正しい使用法を守って使用しないと、思わぬ副作用が生じることがあります。

光線過敏症・接触性皮膚炎
 ケトプロフェンを含む湿布薬を貼付して日光に当たると発疹・発赤、かゆみ、腫れなどがみられる接触性皮膚炎もしくは光線過敏症という症状が現れることがあります。
 これ他の症状は、皮膚に湿疹ができることを指しています。
 ケトプロフェンを含む湿布薬使用する場合は、戸外に出る際、濃い色の衣服でなどで貼付部位を紫外線に当たらないようにしてください。
 また、炎天下でのスポーツや作業はしないようにしてください。
 剥がしたあとも、4週間程度は貼付部位が紫外線に当たらないようにしてください。
 もし湿疹が出た場合、まずは使用を中止し、患部は遮光して症状の増悪や再燃を防止するようにしましょう。
 約2週間で症状は治まるとされていますが、症状が治まっても紫外線に当たると再燃することがあるので、数ヶ月の遮光が必要となるようです。
 治療は、副腎皮質ステロイドの軟膏を使い、痒みが強い場合は抗ヒスタミン薬の内服を使い、症状がさらに強い場合は副腎皮質ステロイドの内服や点滴静注等を行うようですが、医療機関にかかることをお勧めします。

参考文献・サイト
http://www.gaiyokyo.org/tekisei/special_qa/index.html
https://www.fpa.or.jp/johocenter/yakuji-main/_1635.html?mode=0&classId=12&blockId=39709&dbMode=article&searchTitle=&searchClassId=-1&searchAbstract=&searchSelectKeyword=&searchKeyword=&searchMainText=#:~:text=%E3%81%BE%E3%81%9A%E3%81%AF%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%82%92%E4%B8%AD%E6%AD%A2%E3%81%97,%E9%81%AE%E5%85%89%E3%81%8C%E5%BF%85%E8%A6%81%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%80%82

タイトル写真提供|Bing Image Creatorにて作成
文章内写真提供|Bing Image Creatorにて作成

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